お役立ち情報
ジャンプスタートのやり方つなぐ順番とやってはいけないこと
救援車とブースターケーブルがあれば、バッテリー上がりは自分で直せます。ただし、つなぐ順番を間違えるとショートや故障の原因になります。手順と、その順番にする理由を順に説明します。
この記事の結論
- つなぐ順番は赤→上がった車+、赤→救援車+、黒→救援車−、黒→上がった車のエンジン金属部
- 最後の黒を端子ではなく金属部に挟むのは、水素ガスに火花を近づけないため
- 外すときはつないだ順の逆。ハイブリッド車・EVは救援車に使えません
- かかった後は30分以上走って充電する。すぐ切るとまた上がります
つなぐ前に確認する3つのこと
ジャンプスタートは手順そのものは短いのですが、確認を飛ばすと車を壊します。ケーブルを持つ前に、次の3つを見てください。
確認1|救援車がハイブリッド車・EVではないか
電気を分けてもらう側(救援車)がハイブリッド車や電気自動車の場合、救援車として使えません。補機バッテリーが小さく、大きな電流を流すと救援車側が壊れる可能性があります。
取扱説明書でも禁止されていることが多い項目です。一方、上がった側がハイブリッド車である分にはジャンプできます。つなぐ位置が専用の端子になっている車種があるので、そこは説明書で確認してください。
確認2|電圧が同じか(12V同士か)
乗用車はほぼ12Vですが、トラックやバスには24Vの車があります。12Vと24Vをつなぐと故障します。バッテリー本体の表示か、説明書で確かめてください。
確認3|ブースターケーブルの容量が足りているか
ケーブルには流せる電流の上限(アンペア)があります。足りないケーブルを使うと発熱し、被覆が溶けることがあります。排気量が大きいほど余裕のあるものが必要です。
| 車種の目安 | ケーブルの容量 |
|---|---|
| 軽自動車 | 50A以上 |
| 小型・普通車(〜2,000cc) | 80A以上 |
| 大型車・ディーゼル車 | 100A以上 |
※製品の表示を優先してください。迷ったら容量の大きいほうを選べば問題ありません。長さは5m程度あると、車を近づけにくい場所でも届きます。
ケーブルをつなぐ順番
順番には理由があります。最後につなぐ黒(マイナス)を、バッテリーから離れた金属部分にするのは、バッテリーから出る水素ガスに火花を近づけないためです。
作業の前に、両方の車のエンジンを切り、サイドブレーキをかけ、キーを抜いておきます。
- 赤ケーブルを、上がった車のプラス端子へプラス端子は赤いカバーが付いていて、「+」の刻印があります。
- 赤ケーブルのもう一方を、救援車のプラス端子へ金属のクリップが車体に触れないように気をつけます。
- 黒ケーブルを、救援車のマイナス端子へ「−」の刻印がある側です。
- 黒ケーブルのもう一方を、上がった車のエンジンの金属部分へバッテリーから離れた、塗装されていない金属のボルトなどに挟みます。ここでは端子につながないでください。
つなぎ終えたら、救援車のエンジンをかけて少しアクセルを踏み、回転を上げた状態で5分ほど待ちます。そのあと、上がった車のエンジンをかけます。
かかったら、外すのはつないだときと逆の順番です。上がった車の黒 → 救援車の黒 → 救援車の赤 → 上がった車の赤、と外します。
やってはいけない5つのこと
・赤と黒のクリップ同士を触れさせる(ショートします)
・マイナスをバッテリーの端子に直接つないで作業を終える
・救援車と上がった車の車体同士を接触させる
・液漏れや膨らみがあるバッテリーにつなぐ
・作業中にタバコを吸う、火を近づける
バッテリーからは可燃性の水素ガスが出ています。火花が引火すると破裂することがあります。
エンジンがかかった後にやること
かかった時点では、バッテリーはまだほとんど空です。ここでエンジンを切ると、また同じことになります。
そのまま30分以上つづけて走ってください。止まったままのアイドリングは発電量が落ちるので、充電目的なら実際に走るほうが確実です。
走ったあとも、次の始動が重い、ライトが暗い、という状態が残るなら、バッテリー自体が寿命を迎えている可能性があります。上がった経験のあるバッテリーは内部が傷んでいることが多く、一度上がったバッテリーは元どおりにはならないと考えておいたほうが安全です。
かからないときに考えられること
手順どおりにつないでもかからない場合、原因は次のどれかです。
- 接続が甘い:クリップが端子の金属をしっかり噛んでいるか、挟み直して確かめます。
- ケーブルの容量不足:細いケーブルでは大きな車を動かせません。
- 充電の時間が足りない:救援車の回転を上げたまま、もう5分待ってから試します。
- バッテリーの寿命:完全に劣化していると、電気を入れても保持できません。
- そもそもバッテリーが原因ではない:セルモーターや燃料系、ハンドルロックなど別の原因が考えられます。
鍵を回しても何の音もしない、室内灯も点かない、という場合は鍵が開かない・回らないときの対処法もあわせて確認してください。キーの電池切れとバッテリー上がりは症状が似ています。
自分でやらないほうがいいケース
次のどれかに当てはまるときは、無理をせず呼んでください。事故や故障のほうが高くつきます。
- 救援車もブースターケーブルも用意できない
- 高速道路上、交差点の中、踏切の近くなど、作業していて危険な場所にいる
- バッテリーが膨らんでいる、液が漏れている、焦げたにおいがする
- ハイブリッド車で、どこにつなげばよいか分からない
- 夜間や雨の中で、手元がよく見えない
くるまSOSは1都6県に24時間365日対応しています。救援は8,800円(税込)〜、現場で電圧を測り、ジャンプで足りるか交換が必要かを確かめてから総額をお伝えします。他に頼んだ場合との料金比較も用意しています。
よくある質問
ハイブリッド車でもジャンプスタートできますか?
上がった側がハイブリッド車である分にはできます。ただしハイブリッド車やEVを救援車(電気を分ける側)に使うことはできません。補機バッテリーが小さく、救援車側が故障する可能性があるためです。つなぐ位置が専用端子になっている車種があるので、取扱説明書を確認してください。
ブースターケーブルはどれを買えばよいですか?
軽自動車なら50A以上、2,000ccまでの普通車なら80A以上、大型車やディーゼル車なら100A以上が目安です。迷ったら容量の大きいほうを選べば問題ありません。長さは5m程度あると車を近づけにくい場所でも届きます。
ジャンプスタートでエンジンがかかれば、もう安心ですか?
かかった時点ではバッテリーはほぼ空です。30分以上つづけて走って充電してください。それでも次の始動が重い場合は、バッテリー自体が寿命を迎えている可能性があります。
ジャンプスターターと救援車、どちらがよいですか?
ジャンプスターターがあれば救援車を探さずに済むので、備えとしては便利です。ただし本体が充電されていないと使えないため、半年に一度は残量を確認してください。
バッテリー上がりは、電話1本で解決できます
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